
ahamoは韓国で追加料金なし・申込不要でそのまま使えます。データローミングをオンにするだけで国内と合算30GBまで通信可能。設定方法、15日制限などの注意点、ギガが足りないときの対策、ローミング先キャリア(KT/SKT/LG U+)まで詳しく解説します。
ahamo(アハモ)は韓国でそのまま使える!設定方法・30GBの注意点・繋がるキャリアまで解説
ahamoは韓国で追加料金なし・事前申し込み不要でそのまま使えます。やることは、韓国に着いてからスマホのデータローミングをオンにするだけ。日本国内の分と合算で30GBまで、日本にいるときと同じ感覚でデータ通信できます。
ローミング先は韓国大手キャリアのKT/SKT/LG U+のいずれかで、KTとSKTは5Gにも対応しています。プリペイドSIMの購入もポケットWi-Fiのレンタルも不要で、仁川空港や金浦空港に着いた瞬間からスマホが使えます。
ただし、15日を超える滞在では速度制限がかかる、大盛りオプション加入中は制限の解除ルールが異なる、国際電話は着信にも料金が発生するなど、知らないと損する注意点もいくつかあります。
この記事では、韓国での設定方法、30GBの残量の考え方、ギガが足りないときの対策、注意点、ローミング先キャリアと対応周波数帯まで詳しく解説します。
ahamo(アハモ)を韓国で使うときの基礎知識
ahamoが韓国で利用できると何が嬉しいの?どういうメリットがある?
- 追加料金なしで、日本国内・韓国あわせて30GBまで使える
- 韓国でも日本にいる時と同じようにデータ通信できる
- 現地で販売されているプリペイドSIMカード(旅行者向けSIMカード)を購入しなくて済み、SIMカードの入れ替え不要、SIMカード紛失のリスクが無くなる
- レンタルのポケットWi-Fiが不要になり、旅行が身軽になる
- 携帯電話番号が変わらないので、韓国にいるときに日本からの通話やショートメッセージも受け取れる
事前準備不要、申込不要で日本にいるときと同じように韓国で使える
韓国でahamoのSIMを利用する際に、事前の申し込みや手続きは不要です。「データローミング」をオンにすれば韓国でも使えます。
韓国だけでなく91の国・地域で使えます。日本人の渡航先約98%のエリアをカバーしています。
日本にいるときに、「利用日は◯月◯日から◯月◯日まで、地域は韓国で・・・・・」のような利用予約、韓国についたらアプリから課金する、などの手続きは一切不要です。
仁川空港や金浦空港に着陸して「電波を発信する機器をご利用いただけます」アナウンスが流れた後、機内モードをオフにすれば、日本にいるときと同じようにデータ通信できます。ローミング先のKT/SKT/LG U+のいずれかに自動で接続されるため、現地での操作は不要です。
ドコモが提供している海外パケット定額サービス「世界そのままギガ」(韓国なら1時間200円、24時間980円など)や「世界ギガし放題」は、ahamoでは利用できません。ただしahamoはそもそも申し込み不要・追加料金なしで30GBまで使えるため、これらのサービスを申し込む必要自体がありません。ドコモからahamoに乗り換えた人は、海外利用の仕組みが変わっている点を覚えておきましょう
韓国でも月30GBまでは速度制限なく利用可能だが、月30GBは日本と韓国で共通利用
韓国でahamoのSIMを利用してデータ通信を利用する場合は、データ容量30GBまでは速度制限なく利用できます。
なお、「30GB」は国内と韓国で共通利用となります。たとえば日本国内で20GB利用した状態で韓国に行った場合、韓国で利用できるのは10GBになります。
30GBを超過した場合、通信速度は送受信最大1Mbpsに制限されます。国内同様に月間データ容量の追加購入で速度制限は解除されます。ただし、韓国でのデータ通信利用月に大盛りオプションに加入している場合、当月末まで解除されないのでご注意ください。
テザリングは30GBまで利用可能。大盛りオプション契約時でも30GBまで
テザリングは韓国でも利用可能です。ただし、海外で利用できるデータ容量は大盛りオプション契約時でも30GBまでです。ホテルでPCを繋いで仕事をする予定の人は、この上限を頭に入れておいてください。
ローミング先を切り替えても追加料金なし
ローミング先を手動で変更しても追加料金が請求されることはありません。たとえば、KTの電波が悪いときに手動でローミング先をSKTやLG U+に変更しても追加料金はかかりません。切り替え方法は次の設定方法の章で解説します。
韓国で使うときの設定方法
韓国で利用するときは端末側の「データローミング」をオンにすること
韓国の空港に到着したら、AndroidスマホやiPhoneで、「データローミング」をオンにしてください。
iPhoneの設定方法
iPhoneの場合は、「設定」 ⇒ 「モバイル通信」 ⇒ 「通信のオプション」 ⇒ 「データローミング」からオンにしてください。
Androidスマホの設定方法
Androidスマホの場合は、「設定」 ⇒ 「ネットワークとインターネット」 ⇒ 「モバイルネットワーク」 ⇒ 「データローミング」からオンにしてください。
帰国したらデータローミングをオフに戻す
韓国から帰国したら、データローミングをオフに戻しておきましょう。行きでオンにしたときと同じ画面から切り替えられます。
オンのままでも日本国内では通常どおりドコモ回線で通信するため料金面の実害はありませんが、次回の海外渡航時に意図せずローミング通信が始まるのを防ぐため、使わないときはオフにしておくのが習慣として安全です。
データローミングって何?
データローミングを簡単に言うと、ahamoのSIMカードを入れたスマホで、渡航先の携帯電話会社の回線を使ってデータ通信を行うための機能のことです。韓国に旅行に行ったときは、ahamoのSIMカードのまま韓国のキャリア回線が利用できます。
| モバイルデータ通信がオン データローミングがオン | モバイルデータ通信がオン データローミングがオフ | |
|---|---|---|
| 電話 | 利用可能 | 利用可能 |
| SMS | 利用可能 | 利用可能 |
| インターネット | 利用可能 | 利用不可 |
| 地図 | 利用可能 | 利用不可 |
| メール | 利用可能 | 利用不可 |
| LINEなどのSNS | 利用可能 | 利用不可 |
ローミング先の手動切替方法
基本は自動で接続されるので操作は不要です。電波の悪い場所で別のキャリアに切り替えたいときだけ、次の手順で手動選択してください。
iPhoneの場合は、「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」をタップし、「自動」をオフにして利用したい携帯電話会社を手動で選択してください。
Androidスマホの場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「ネットワークを自動的に選択」をオフにして利用したい携帯電話会社を手動で選択してください。
帰国前や別の都市に移動するときは、「自動」に戻しておくのを忘れずに。手動選択のままだと、選んだキャリアの圏外エリアで通信できなくなります。
SIMロック解除手続きは不要だが、不安なら手続きを
ahamoで海外ローミングを使用するときにSIMロック解除手続きは不要ですが、どうしても不安なら韓国に行く前にSIMロック解除手続きを実施しておくことをオススメします。
なお、韓国の旅行者向けプリペイドSIMを使用する場合は、スマホのSIMロック解除手続きが必要です。
韓国で使えるギガは「30GB」ではなく「30GB-日本で使った分」
ahamoの30GBは日本国内での利用分と合算です。
つまり韓国で使える量は、正確には「30GB-出発までに日本で使った分」です。「30GBもあるから余裕」と思っていたら、月末の渡航で実は残り5GBしかなかった、というのが一番ありがちな失敗です。
韓国出発前に現在のahamoのデータ利用量を確認しておきましょう。ahamoアプリを開くと、トップ画面に当月の残りデータ量が表示されます。出発前に必ずここを確認してください。判断の目安は次の通りです。
残り10GB以上は、2泊3日~3泊4日程度の韓国旅行なら、地図・SNS・LINE・写真のアップロードまで含めて基本的に困ることはないでしょう。
残り5GB前後は、地図と検索中心なら足りますが、動画視聴やテザリングは控えめにしておきましょう。動画や写真をSNSに投稿するときは、ホテルのWi-Fiや公衆Wi-Fiサービスを利用しましょう。
残り5GB未満は、使い方によっては足りなくなる可能性が高いです。Googleマップ等やWEBサイトで調べ物する程度であれば大丈夫でしょう。現地で1GB550円のデータチャージを使う前提でいるか、月初の渡航にずらせるなら翌月1日にギガがリセットされてから渡航するのも手です。
ギガが一気に減るのは、動画の視聴とテザリングです。特にPCを繋いで仕事をすると1日で数GB消費することも珍しくないため、出張や長期滞在の人は残量に余裕を持たせてください。
なお、ギガが十分残っていても、海外での利用開始から15日を超えると最大128kbpsに制限されます(詳細は注意点の章で解説)。2週間を超える滞在では、残りギガとは別にこの制限が先に来る点に注意してください。
韓国でギガが足りないとき・不安なときの対策
【対策①】ホテルや街のWi-Fiを併用してギガを節約する
動画視聴、写真・動画のクラウドバックアップ、アプリの更新など、通信量の大きい作業はホテルのWi-Fi接続時にまとめて行えば、ahamoの30GBをかなり温存できます。韓国はホテルやカフェのWi-Fi整備が進んでおり、仁川空港や金浦空港でも無料Wi-Fiが提供されています。
また、ソウル市は公共施設などで無料の公衆Wi-Fi(無料ソウルWiFi)を提供しています。ソウル観光中にギガを節約したいときに活用できます。
ahamo公式によると、無料Wi-Fiに接続しているつもりでも、データローミングがオンのままだとローミングによる海外データ通信が発生し、30GBが消費される場合があります。Wi-Fiだけで通信したい時間帯は、機内モードをオンにしてからWi-Fiだけをオンにすると確実です
なお、フリーWi-Fiは誰でも接続できる回線のため、ネットバンキングやクレジットカード情報の入力は避け、ahamoのモバイル回線側で行いましょう。
【対策②】30GBを使い切ったら1GB550円のデータチャージで通常速度に戻す
Wi-Fiで節約してもなお30GBを使い切って最大1Mbpsに制限された場合は、ahamoサイトの「データチャージ」から1GBあたり550円(税込)で利用可能データ量を追加できます。購入すると通常速度に戻ります。数GB程度の不足なら、これが一番手っ取り早い方法です。
ただし、大盛りオプションに加入している月はチャージしても当月末まで速度制限が解除されない点と、15日制限(最大128kbps)はチャージでは解除できない点に注意してください。
ahamoを韓国で利用するときの注意点など解説
15日間以上経過すると通信速度が最大128kbpsになる
ahamoは、海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。
15日間の滞在中にahamoを10GBしか利用していなくても、15日間経過すると最大128kbpsに速度制限されます。使ったデータ量ではなく、経過日数で制限がかかる仕組みです。
この速度制限は、日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されません。韓国滞在中に550円支払ってデータチャージしても解除されません。月をまたいでも15日以内ならセーフです。
具体例で確認しましょう。日本時間4月1日に韓国でデータ通信を開始した場合、4月15日までは通常どおり利用でき、4月16日の午前0時(日本時間)から速度制限がかかります。
自分が今どういう制限状況にあるかは、ahamoアプリまたはahamoサイトにログインすると確認できます。長期滞在中で「急に遅くなった気がする」というときは、まずここを見て15日制限に達していないかチェックしましょう。
大盛りオプション未加入の人は、30GB超過後は最大1Mbpsに制限
大盛りオプション未加入の人は、国内外あわせて30GBを使い切ると通信速度が最大1Mbpsに制限されます。この速度制限は、データ量を追加購入(1GBあたり550円)すれば解除されます。
たとえば国内で10GB使って渡航した場合、韓国では20GBまで速度制限なしで利用でき、使い切ってもチャージすれば通常速度に戻せます。ルールがシンプルなので、未加入の人は「残りギガを確認して、足りなくなったらチャージ」とだけ覚えておけば大丈夫です。
大盛りオプション加入中の人は、海外で使えるのは「海外利用分30GBまで」。超過するとチャージでも解除不可
大盛りオプション(110GB)加入中の人の海外利用は、未加入の場合とルールが異なります。ahamo公式FAQによると、月間110GBの範囲内で、海外で利用したデータ量が30GBまでは速度制限なしで使えます。
たとえば国内で10GB使って渡航した場合、韓国では30GBまで速度制限なしで使えます。110GBの残りは十分あるため、海外枠の30GBがそのまま上限になります。韓国での利用が30GBを超えると通信速度は最大1Mbpsに制限され、未加入の場合と違い、この制限はデータ量を追加購入しても当月末まで解除できません。
一方、国内で90GB使って渡航した場合、韓国で使えるのは20GBです。110GBの残りが20GBしかないためです。この場合は海外利用分がまだ30GBに達していないので、残り10GB分まではデータ量の追加購入で速度制限を解除できます。
つまり大盛り加入中の人は、「110GBの残り」と「海外利用分30GB」の2つの上限のうち、先に達した方で制限がかかります。チャージで解除できるのは110GB側の制限だけで、海外利用分30GBの制限は当月末まで解除できません。韓国から帰国した後は、110GBの残りを国内で通常どおり利用できます。たとえば国内3GB+韓国17GBで帰国した場合、合計20GB消費なので、残りの90GBを月末まで使えます。
5分無料・かけ放題は海外では対象外
海外でahamoを利用しているときは、かけ放題オプション、5分以内の国内通話無料は適用されません。韓国で電話回線の通話をすると、次の国際電話の項で解説するエリアごとの通話料がそのまま課金されます。
SMSの受信は無料、送信は1通100円
ahamoのSIMを韓国で利用しているときは、SMSの受信は無料、SMS送信は1通100円かかります。
アプリやネットバンキングのなかにはSMSでワンタイムパスワードが送られてくるものがありますが、SMS受信は無料なので、韓国でそういう場面に遭遇しても料金を気にする必要はありません。SMSの送信は、韓国旅行でわざわざ使うことはほぼ無いはずなので気にしなくていいでしょう。
国際電話も使えるが、国際電話は「着信側」にも着信料が発生するので注意
ahamoはデータローミングサービスだけだと思っている人もいるかと思いますが、ahamoは韓国で国際電話も利用できます。VoLTE国際ローミングは、KT/SKT/LG U+の3社で利用できます。
ただし、国際電話は発信だけでなく「着信側」にも着信料が発生する点に注意してください。あなたが韓国滞在中に日本にいる家族・友人・取引先からの電話に出ると、着信側(あなた)にも1分あたり70円の着信料が発生します。
| 発信する場合(円/分) | 着信する場合 (円/分) | |||
|---|---|---|---|---|
| 韓国国内 | 日本向け | その他の 国向け | ||
| 音声通話 | 50円 | 125円 | 265円 | 70円 |
韓国国内に電話を発信する場合は1分あたり50円、日本に発信する場合は1分あたり125円、それ以外の国に発信する場合は1分あたり265円かかります。韓国で電話を着信した場合は、1分あたり70円の支払いが必要です。ちなみに韓国の通話料は、ahamoの海外ローミング対象国のなかでもかなり安い部類です(たとえば台湾は日本向け175円/着信145円)。
家族や友人との連絡は、LINEなどのアプリ通話を使えばデータ通信の範囲内で無料です。LINEの通話は電話回線ではなくデータ通信で行われるため、上の表の通話料・着信料はそもそも発生しません。あなたが韓国からLINE通話を発信しても、日本にいる相手がそれを受けても、どちらにも高額な通話料金が請求されることはありません。消費されるのはahamoの30GBのデータ容量だけです。
日本の家族と長電話したい場合や、旅先の様子をビデオ通話で見せたい場合も、LINE通話なら時間を気にせず話せます。電話回線での通話は、LINEを使っていない相手やお店への連絡など、どうしても必要な場面だけに絞るのがオススメです。
韓国での電話とSMSの月間利用額が5万円を超えると、当月末まで海外での電話・SMS・データ通信が停止
海外での電話とSMSの月間利用額が5万円(利用停止目安額)を超過した場合、当月末まで海外での電話、SMS、データ通信がすべて利用停止になります。利用可能データ量を追加しても解除はできません。
とはいえ、通話は前述の通りLINEで代替でき、電話回線で月5万円分も通話することは普通の旅行ではまず無いので、過度に心配する必要はありません。
データ通信でいわゆる「パケ死」・高額請求は起こらない仕組み
ahamoのSIMカードやeSIMを入れたスマホで韓国旅行中にデータ通信しても、いわゆる「パケ死」は起こりません。
パケ死とは、海外で知らないうちにデータ通信が行われ、従量課金で数十万円といった高額なパケット料金を請求されてしまうことです。
ahamoの海外データ通信は月額2,970円の基本料金に含まれる定額サービスなので、そもそも使った分だけ課金される仕組みではありません。うっかり使いすぎても、30GBを超過したら最大1Mbpsに、15日を超えたら最大128kbpsに通信速度が制限されるだけです。
低速になる不便さはあっても、身に覚えのない高額請求が届く心配はありません。安心して韓国で使ってください。
なお、注意するとすれば電話回線での通話です。データ通信と違って通話は従量課金(着信にも料金が発生)なので、長電話はLINE通話を使いましょう。詳しくは前述の国際電話の項をご覧ください。
【深掘り】韓国のローミング先はKT/SKT/LG U+の3社。使用しているLTE(4G)周波数帯まとめ
ここからは、韓国でのローミング先キャリアと周波数帯について詳しく知りたい人向けの解説です。手持ちのスマホが韓国の周波数帯に対応しているか確認したい人、どのキャリアに繋がるのか知りたい人は参考にしてください。
ローミング先はドコモのWEBサイトで確認できます
ドコモの対応エリア・通話料・通信料を調べるでローミング先が確認できます。渡航先を韓国に設定すると、以下の対応ネットワークが表示されます。これが韓国でのローミング先になります。(2026年7月3日時点)
| 事業者名 | 5G | LTE | 3G |
|---|---|---|---|
| KT | ○ | ○ | ○ |
| SKT(SK Telecom) | ○ | ○ | ○ |
| LG U+ | – | ○ | – |
ahamoはドコモの料金プランの1つなので、ahamoで海外ローミングを使用して韓国でデータ通信するときも、この3社のいずれかで通信することになります。KTとSKTは5G/LTEに、LG U+はLTEに対応しています。VoLTE国際ローミングは、KT/SKT/LG U+の3社すべてで利用できます。
韓国のモバイル通信速度は?第三者機関の調査でも高水準
ahamoのローミング速度そのものの公表値はありませんが、接続先となる韓国キャリアの通信品質は、独立系の通信品質調査機関のデータから客観的に確認できます。
通信品質の国際的な調査機関であるOpensignalの韓国レポート(2025年12月、データ収集期間は2025年8月~10月)によると、調査対象の3キャリア(KT/SK Telecom/LG U+)はいずれも動画視聴の体感品質(Video Experience)で「Very Good」の水準にあり、平均して1080p以上の動画を待ち時間やカクつきの少ない状態で視聴できると評価されています。
同レポートでは、SK Telecomが総合的なネットワーク品質でベストネットワークに選ばれ、5Gダウンロード速度ではKTが最速、5Gの接続しやすさ(5G Availability)ではLG U+が首位という結果になっています。いずれのキャリアに接続されても、韓国の主要都市で地図・SNS・動画視聴といった旅行中の使い方に困る水準ではないと考えてよいでしょう。
ただし、海外ローミングは現地の一般ユーザーと比べて速度が出にくい場合があります。上記はあくまで韓国の通信環境の目安であり、ローミングでこの数値がそのまま出るわけではない点には注意してください。それでも、韓国の通信インフラ自体が世界トップクラスに整備されているため、旅行での実用に不足はないでしょう。
出典:Opensignal「South Korea Mobile Network Experience Report」(December 2025)
韓国のLTEサービスで使用される主な周波数帯は「LTE Band 1/3/5/7/8」
大雑把に言うと、韓国のLTE(4G)サービスで使用されている主な周波数帯はLTE Band 1/3/5/7/8です。日本で使用されている周波数帯と重なるのはLTE Band 1/3/8で、LTE Band 1とLTE Band 3はドコモ/au/ソフトバンク、LTE Band 8はソフトバンクが使用しています。LTE Band 5とLTE Band 7は、日本のどの会社も使っていません。
つまり、LTE Band 1/3に対応している機種であれば、韓国での使用に困ることは無いでしょう。ここ数年に日本で発売されたiPhoneやAndroidスマホであれば、LTE Band 1/3にはまず対応しています。
KT(Korea Telecom)
KTは元国営の韓国の総合通信会社で、日本でいうNTTに近い立ち位置です(固定回線や光回線も手掛けています)。KTは以下のLTE Bandを使用してサービスを提供しているようです。
- LTE Band 1
- LTE Band 3
- LTE Band 8
LTE Band 1/3/8はすべて日本でも使用されている周波数帯のため、日本のスマホが韓国でも問題なく使える可能性が非常に高いです。
ちなみにKTは、2012年の周波数オークションでLTE Band 26に該当する800MHz帯(5MHz幅×2)も取得していますが、基地局を設置しておらず使用していません。この件でKTは韓国当局から行政処分を受けています。
情報元
- KT – South Korea – Wireless Frequency Bands and Device Compatibility
- 主要諸外国における携帯電話端末の周波数対応の現状について(総務省)
SKT(SK Telecom) ※契約者数で韓国最大の携帯キャリア
SKT(SK Telecom)は、携帯電話の契約者数で韓国最大の移動体通信事業者です。SKTは以下のLTE Bandを使用してサービスを提供しているようです。
- LTE Band 1
- LTE Band 3
- LTE Band 5
- LTE Band 7
LTE Band 1/3は日本でも使用されている周波数帯のため、日本のスマホが韓国でも問題なく使える可能性が非常に高いです。LTE Band 5はSKTがVoLTE通話に使う主要周波数、LTE Band 7は広い帯域幅を持つ主力周波数です。どちらも日本のキャリアは使っていない周波数帯ですが、日本で販売されている多くのグローバルモデル(iPhoneなど)は対応しています。
情報元
- SK Telecom – South Korea – Wireless Frequency Bands and Device Compatibility
- 主要諸外国における携帯電話端末の周波数対応の現状について(総務省)
LG U+
LG U+(LG Uplus)は韓国3位の移動体通信事業者です。ドコモ公式のローミング先ではLTEに対応しています(5Gローミングには非対応)。LG U+は以下のLTE Bandを使用してサービスを提供しているようです。
- LTE Band 1
- LTE Band 5
- LTE Band 7
LG U+はLTE Band 7を主力周波数として広帯域でサービスを提供しています。日本で使用されている周波数帯と重なるのはLTE Band 1で、LTE Band 5とLTE Band 7は日本のキャリアは使っていません。ただし、日本で販売されている多くのグローバルモデル(iPhoneなど)はこれらの周波数帯に対応しているため、問題なく使える可能性が高いです。
もしLG U+に接続されて電波の入りが悪いと感じたら、先述の手動切替でKTまたはSKTに切り替えると改善することがあります。
情報元
- LG U+ (Uplus) – South Korea – Wireless Frequency Bands and Device Compatibility
- 主要諸外国における携帯電話端末の周波数対応の現状について(総務省)
【まとめ】ahamoなら韓国はデータローミングをオンにするだけ
ahamoは韓国でも追加料金や事前申し込みは不要で利用できます。韓国に到着したらスマートフォンのデータローミングをオンにするだけで、日本で利用しているデータ容量の範囲内(国内利用分との合算30GBまで)で、そのままインターネットを利用できます。ローミング先は韓国大手のKT・SKテレコム・LG U+で、KTとSKテレコムでは5G通信にも対応しています。
利用する際は、日本で使ったデータ容量との合算が30GBになること、海外での高速データ通信は15日を超えると最大128kbpsに制限されること、音声通話は発信だけでなく着信にも料金がかかることを覚えておきましょう。また、帰国後は不要な海外通信を防ぐため、データローミングをオフに戻すのがおすすめです。
これらのポイントさえ押さえておけば、SIMカードの入れ替えやWi-Fiルーターのレンタルは不要です。韓国に到着後すぐにインターネットを利用できるため、地図アプリや翻訳アプリ、SNSなども日本とほぼ同じ感覚で利用できます。海外でも手軽にスマホを使いたい人にとって、ahamoは非常に便利なサービスといえるでしょう。





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