auからahamo(アハモ)に乗り換える(MNP)手順、メリット・デメリット・注意点を徹底解説。
「スマホ料金をもっと安くしたい」「シンプルな料金プランに乗り換えたい」そんな方におすすめなのが、ドコモが提供するオンライン専用プラン「ahamo」です。
特に、現在auを利用している方にとって、ahamoへの乗り換えは料金節約の大きなチャンス。月額2,970円で30GBまで高速通信が使えるうえ、5分以内の通話も無料。さらにドコモ品質の安定した通信環境がそのまま使えるため、快適さを犠牲にすることなくコストカットが可能です。
本記事では、「auからahamoに乗り換える具体的な手順」「乗り換えるメリット・注意点」「最適なタイミング」「お得なキャンペーン情報」まで徹底解説。はじめての乗り換えでも迷わず進められるよう、詳しくまとめました。
ぜひ最後まで読んで、スムーズにahamoへの乗り換えを成功させましょう!
auからahamo(アハモ)に乗り換え(MNP)手順を解説

【手順①】dアカウントの発行/ahamoの契約に必要なものを事前に用意する

ahamoの契約時には、dアカウント、本人確認書類・クレジットカードか口座情報、MNP予約番号が必要です。それぞれ貸越します。
ahamoを契約するときはdアカウントが必要
ahamoを契約するときや、ahamoで実施されている今のスマホそのまま!他社からお乗り換えでdポイント(期間・用途限定)20,000ポイントプレゼントキャンペーンにエントリーするときに、dアカウントの発行が必要になります。
dアカウントとは、スマートフォン・タブレット・パソコンなどでdアカウント対応サービスやdポイントを利用するときに必要なIDです。ドコモの契約の有無にかかわらず、誰でも無料で発行できます。
dアカウントの新規作成(発行)には、メールアドレス/基本情報(氏名/フリガナ/性別/生年月日)/携帯電話番号の登録が必要です。登録した連絡先携帯電話番号宛に届くセキュリティコードの入力も必要です。
ahamoの契約に必要なものを用意する
- 本人確認書類
- 契約者名義のクレジットカード/キャッシュカード(口座情報)
- 連絡先フリーメールアドレス(ahamoがフリーメールアドレスを推奨)
- MNP予約番号
利用できる本人確認書類
以下の本人確認書類を準備してください。
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳(障がい者手帳)
- 療育手帳
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
【手順②】ahamo対応端末かどうか確認する(SIMのみ契約時)

SIMのみ契約する
- ahamoではSIMカードのみ/eSIMのみ契約する
- ahamoサイトでは端末を購入せず、自分で用意したAndroidスマホやiPhoneを使う
という場合は、対応端末一覧 | ahamoを見て、ahamoで使いたいスマホが動作確認されているかチェックしてください。
端末セットを契約する
ahamoサイトで販売しているスマホは、新規契約・他社から乗り換えで契約するときだけ同時購入できます。ahamo契約後はドコモオンラインショップでの機種変更となります。
最新のiPhone 16シリーズはもちろん、Androidスマホは20万を超えるハイスペックモデルから販売価格2万2000円のAQUOS wish4などのエントリーモデルまで幅広いラインナップが用意されています。詳細はahamoサイトのahamo対象機種をおトクに購入しよう!をご覧ください。
【手順③】auで購入したスマホをahamoでも使うなら、My au等でスマホのSIMロックを解除する
auから販売されたスマホは、発売時期によってSIMロックの有無が異なります。自分のスマホがahamoでそのまま使えるか、事前にSIMロックの状態を確認し、必要に応じてSIMロック解除手続きを行いましょう。
2021年10月1日以降に新たに発売されたauのAndroidスマホやiPhone
- 最初からSIMロックなし(SIMフリー状態)で販売されています
- My au等でSIMロック解除手続きは不要です
また、2022年10月1日以降にSIMロック解除対応製品を購入した場合も、購入時にSIMロック解除済みの状態で渡されているため、SIMロック解除は不要です。
2021年9月30日までに発売されたAndroidスマホやiPhone

- 「SIMロックあり」状態で販売されています
- ahamoに乗り換える前に、必ずauでSIMロック解除手続きを実施してください
例外として、2021年9月24日に発売されたiPhone 13シリーズはSIMロックなしのSIMフリー状態で販売されているため、SIMロック解除は不要です
SIMロック解除の手続き方法
SIMロック解除手続きはmy auやauショップ実店舗で手続きできます。2023年10月から、すべての窓口でSIMロック解除手数料が無料になりました。
My auでSIMロック解除するときの手順
- SIMロック解除のお手続きにアクセスする
- 「SIMロック解除のお手続き」ボタンをクリックする
- ログイン画面に切り替わるので、IDとパスワードを入力してMy auにログイン
- SIMロック解除可否の項目で、「SIMロック解除が可能な端末です。」と記載されていることを確認する
- SIMロックを解除したいスマートフォンにチェックを入れて、ページ下部にある「次へ」を選択
- 解除の理由を求められるので、適当な理由を選択して「この内容で申し込む」を選択
- SIMロック解除が完了
【手順④】MNPワンストップを利用するか、auでMNP予約番号を発行するか決める

auからahamoに乗り換える際は、「MNPワンストップ方式を利用する」または「MNP予約番号を発行する」かを事前に決めておきましょう。どちらの方法でも問題ありませんが、契約状況によって使いやすさが異なります。
MNPワンストップとは、従来必要だったMNP予約番号の発行・取得手続きが不要になる仕組みです。面倒な手続きが不要になり、より簡単でより早く乗り換えが可能になりました。
- MNP予約番号を自分で取得しなくても、ahamoサイトでの申込手続きの中で自動的に番号を取得できる
- 手続きが簡単で、乗り換え完了までの時間も短縮できる
従来通りにMNP予約番号を発行して申し込む場合
MNP予約番号は、以下3つの方法で取得できます。
方法 | 詳細 |
---|---|
携帯電話/一般電話で取得 | 0077-75470(無料)に電話 受付時間9時~20時 |
Web(My au)で取得 | My auから 24時間受付可能 |
店舗(auショップ)で取得 | 店舗スタッフに依頼して発行 (店舗によって営業時間が異なる) |
おすすめは「My au」での取得
手軽に早く手続きできるため、Web(My au)からMNP予約番号を取得するのが最もおすすめです。人と話す必要もなく、待ち時間もありません。
My auで手続き完了後、MNP予約番号と有効期限がSMS(157から送信)で届きます。
Web(My au)でMNP予約番号を取得する手順
WebでMNP予約番号を取得するときは、20時を超えるとMNP予約番号を取得できないので注意してください。
- My au TOPを開く
- 画面上部「スマートフォン・携帯電話」 を選択する
- ご契約内容 / 手続きを選択する
- お問い合わせ / お手続き を選択する
- MNPご予約を選択する
- 画面に従って手続きをして、MNP予約番号を取得する
【手順⑤】ahamoのWEBサイトから「他社からの乗り換え(MNP)」で申し込む

ahamo公式サイトからSIMカード/eSIM/スマホセットを【今の電話番号をそのまま使う】=他社から乗り換え(MNP)で申し込んでください。
SIMカード/eSIM/スマホセットの申し込みが可能
ahamoでは、以下3パターンの申し込みが可能です。
- SIMカードのみ
- eSIMのみ
- スマホとSIMカードのセット購入
それぞれの特徴は以下の通りです。
契約形態 | 特徴 |
---|---|
SIMカード契約 | 物理SIMを郵送で受け取り、手持ちスマホに挿して利用 申込が混雑すると配送までに1週間前後かかることも |
eSIM契約 | 当日~3日前後で利用開始可能です |
スマホセット契約 | SIM+新しいスマホをセットで購入可能(受取日指定可) |
ahamo公式サイトでの申し込み手順
- SIMのみ契約時は、今のスマホそのまま!他社からお乗り換えでdポイント(期間・用途限定)20,000ポイントプレゼントキャンペーンにエントリーする
- ahamoサイトにアクセスして、「申し込み」ボタンを押す
- 「どちらで申し込みますか」では、【今の電話番号をそのまま使う】をタップ
- 「今使っている携帯電話会社はどちらですか」では、【docomo以外】をタップ
- dアカウントにログインする
- ahamoに乗り換えする携帯電話番号を入力して、MNP予約番号を【すでに取得している】【取得していない】のどちらかをタップ
- 【すでに取得している】MNP予約番号、MNP予約番号有効期限が表示されるので入力
- 【取得していない】MNPワンストップでの手続きになる。auを選択し、My auでMNPワンストップの手続きを完了させる
- 本人確認書類・受け取り方法を選択
- 個人情報の入力、クレジットカード番号(口座情報)などの入力など画面の指示に従って操作・入力する
- ahamoの契約を完了させる
ahamo(アハモ)の開通手順を解説
ahamoのSIMカードやスマホセットが自宅に届いたら、すぐに開通手続きを行いましょう。開通手続きが完了すると、ahamo回線が利用できるようになり、同時にauとの契約は自動で解約されます。
【手順①】ahamoアプリ/手続きサイトで開通手続きをする

開通手続きは、ahamo公式サイトまたはahamoアプリから簡単に行うことができます。
物理SIM契約の場合
SIMカードが届いたら、スマホに挿し替える前に、まず開通手続きを実施してください。
開通手続き前にahamoのSIMカードをスマホに入れても、スマホはahamoのSIMカードを認識しません。iPhoneだと「SIMが無効です」と表示されます。
eSIM契約の場合
eSIM契約の場合は、ahamoから「eSIM利用開始手続きのご案内」」ールが届いた後に開通手続きとeSIMプロファイルのダウンロードができるようになります。案内メールが届くまでは手続きできないので注意しましょう。
ahamo開通手続きの流れ
- ahamo公式サイトまたはahamoアプリを起動してdアカウントでログインする
- 商品が出荷されると「切り替え(開通)」手続きのボタンが表示される
- 開通情報を確認して、問題がなければ「開通する」ボタンをクリックする
- 開通処理完了画面が表示されたら完了
【手順②】スマホにSIMカードを入れる/eSIMプロファイルをインストールする
開通手続きが完了したら、次はスマホにahamoのSIMカードを挿入、またはahamoのeSIMプロファイルをインストールして、ahamo回線を利用できるように設定しましょう。
SIMカードを契約している場合

物理SIMカードを利用する場合は、手元に届いたahamoのSIMカードをスマホに挿入します。
- SIMカードの台紙から、ICチップ部分を上に押し上げて取り外す
- スマホ本体の側面にあるSIMスロットの穴に、付属のSIMピン(またはクリップなど)をまっすぐ奥まで差し込む
- SIMスロットが引き出されるので、スロットにahamoのSIMカードをセットする
- SIMスロットを元の位置に戻し、スマホに挿入する
eSIMを契約している場合
eSIM契約の場合は、ahamoから案内される方法に従って、eSIMプロファイルをスマホにインストールします。
eSIMプロファイルのダウンロードには、次の3つの方法が用意されています。
- スマホの初期設定中にeSIMプロファイルをダウンロードする
- スマホの初期設定後にeSIMプロファイルをダウンロードする(プッシュ通知や端末の設定メニューから可能)
- 手動でeSIMプロファイルをダウンロードする
詳細は以下のページで解説されています。
【手順③】AndroidスマホでAPN設定を行う(iPhoneは不要)

ahamoのSIMカードまたはeSIMをスマホに設定した後、Android端末ではAPN(アクセスポイント)設定が必要になる場合があります。iPhoneの場合は、基本的にAPN設定は不要です。
iPhoneの場合(APN設定不要)
- iPhoneにahamoのSIMカードやeSIMをセットすると、APN設定は自動で完了します
- ahamo公式サイトにある「iPhone利用開始設定」プロファイルは、通信設定用のAPNプロファイルではありません
- このプロファイルをインストールすると、ドコモやahamo関連のアプリリンクが追加されるだけです
Androidスマホの場合(APN設定が必要な場合あり)
- Android端末では、機種によってはSIM挿入時に自動でAPN設定が完了する場合もあります
- 完了しない場合は手動で設定が必要です
- 「APN設定(アクセスポイント設定)」を参考にして、AndroidスマホでAPN設定してください
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」をタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップして右上の「+」ボタンをタップし
- 「名前」は任意のものを入力(たとえばドコモと入力)、「APN」を「spmode.ne.jp」に設定する
- 「認証タイプ」を「未設定」あるいは「なし」を選択、「APNプロトコル」を「IPv4/IPv6」に設定
- 右上の「︙」ボタンを選択し、「保存」をタップ
- 先ほど設定したAPNをチェックする(選択する)
【手順④】発信テスト用番号へ電話をかけて利用開始

ahamoのSIMカードまたはeSIMを設定した後、スマホが正常に開通しているかを必ず確認しましょう。
発信テスト用番号に電話をかける
まずは通話機能が問題なく使えるかをチェックします。
- スマホの通話アプリを開く
- 発信テスト用番号「111」(通話料無料)に電話をかける
- 数秒後、着信があり「ただいま着信試験をおこなっております」というガイダンスが流れる
このアナウンスが流れれば、通話機能は正常に開通しています。
モバイルデータ通信の動作確認をする
続いて、データ通信が正常に行えるかを確認します。
- スマホのWi-Fi設定をオフにする
- SafariやChromeなどのブラウザアプリを起動する
- モバイルデータ回線(ドコモ回線)でWebサイトを開けるか確認する
問題なくインターネットにアクセスできれば、データ通信も正常に利用できています。
ahamoで新スマホを使うなら、開通手続き前後に初期設定やデータ移行を行う
ahamoの契約にあわせて、新しいスマホを購入した場合は、開通手続きの前後で初期設定やデータ移行を実施しておきましょう。
auからahamo(アハモ)に乗り換え時に利用できるキャンペーンまとめ
auからahamo(アハモ)に乗り換え時に利用できるキャンペーンは以下の通り。
キャンペーン名 | キャンペーン内容 |
---|---|
![]() ahamoへのお乗り換えでdポイントプレゼントキャンペーン | SIMのみを他社から乗り換え契約でdポイント(期間・用途限定)が計20,000ポイント貰える(4,000円分を5ヶ月間毎月進呈) |
![]() ahamo対象機種をおトクに購入しよう! (5G WELCOME割) | 対象の5Gスマートフォンを購入すると購入方法に応じて機種代金から割引またはdポイント(期間・用途限定)が貰える |
![]() ahamo ポイ活 | 「大盛りオプション」を契約中の人が申し込める月額2,200円のオプション。 dカード/dカード GOLD U/dカード GOLD/dカード PLATINUMおよびd払い利用時、通常のdポイント進呈に加え、最大+10%ポイント進呈 |
![]() 爆アゲセレクション | Netflixなどの対象サービスの利用で、サービス利用料金(税抜)の最大25%のdポイント(期間・用途限定)を毎月還元 |
![]() いつでもカエドキプログラム | 加入した人が「残価設定型24回の分割払い」で購入した対象機種を返却することにより、返却のタイミングに応じた分割支払金の支払いを不要とするプログラム |
ahamoへのお乗り換えでdポイント(期間・用途限定)プレゼントキャンペーン
ahamo公式キャンペーンサイトからエントリーし、ahamoサイトでSIMのみの他社からの乗り換え(MNP)で、dポイント(期間・用途限定)4,000円分が5ヶ月間毎月進呈(計20,000ポイント)されます。
【エントリー期間】2022年5月13日(金)~終了日未定で実施中
【対象手続き】エントリー翌月末までに、他社から乗り換え+SIMカードのみ/eSIMのみ契約して開通手続き(利用開始手続き)を完了させる
【特典進呈時期】進呈条件を満たした月の翌々月以降 5ヶ月間毎月10日までに進呈
ahamo対象機種をおトクに購入しよう! (5G WELCOME割)
ahamoサイトでスマホを新規契約するとdポイント還元、他社から乗り換えで契約すると最大44,000円割引される「5G WELCOME割」が実施されています。
auからahamo(アハモ)に乗り換えるメリットや特徴を解説

- ドコモの高品質な通信回線をそのまま利用。4Gだけでなく5Gにも対応。高速・大容量のドコモの瞬速5Gをahamoでも体験できる
- 月額2,970円(機種代金別途)で月間データ容量30GB使える
- 大盛りオプション(月額1,980円)契約で月110GBまで使える
- 30GB/10GB超過後は通信速度最大1Mbpsで通信できる。データ追加購入も可能(1GB/550円)
- 海外91の国と地域で追加料金無しで30GB使える(海外ローミング・海外データ通信が30GBまで無料)
- ahamoはeSIMでも契約可能。eSIMなら最短当日開通も可能
- 1回5分以内の国内通話が無料、かけ放題オプションもあり
- 2年縛りや解約金は無く、契約事務手数料無料、MNP転出手数料無料
- ahamoの料金の支払いを「dカード PLATINUM」「dカード GOLD」「dカード GOLD U」「dカード」に設定していると、毎月最大5GB増量
- ahamoの料金支払い方法は、クレジットカード払いに加えて、口座振替(銀行口座からの引き落とし)にも対応
- ahamoでもd払い、docomoコンテンツ決済が利用可能
- ahamoでSIMのみ契約しても、ドコモオンラインショップで機種変更手続きが可能
auからahamo(アハモ)に乗り換えると料金が安くなる

キャリア | 料金プラン名 | 月額基本料金 |
---|---|---|
au | auバリューリンクプラン 【データ使い放題】 | 月額8,009円 |
au | auマネ活バリューリンクプラン 【データ使い放題】 | 月額9,328円 |
au | auマネ活プラン+ 5G/4G 【データ使い放題】 | 月額9,108円 |
au | 使い放題MAX+ 5G/4G 【データ使い放題】 | 月額7,788円 |
au | スマホミニプラン+ 5G/4G 【月5GB】 | 【1GBまで】月額4,928円 【3GBまで】月額6,578円 【5GBまで】月額8,228円 |
ahamo | ahamo 【月30GB】 | 月額2.970円 |
ahamo | ahamo大盛り 【月110GB】 | 月額4.950円 |
auとahamo(アハモ)の料金プランを比較すると、月々の支払い額に大きな差があることがわかります。
auの料金プランは全体的に割高で、月々のスマホ代が高額になりがちです。たとえば「auバリューリンクプラン」は月額8,009円、「auマネ活バリューリンクプラン」は月額9,328円もかかります。「auマネ活プラン+ 5G/4G」も月額9,108円と、いずれも9,000円前後の出費が毎月発生するため、年間にすると10万円以上を支払っている計算になります。
さらに、auでデータ使い放題をうたうプランでも、テザリングの上限は月60GBに制限されており、完全に自由に使えるわけではありません。
一方、ahamoなら月額2,970円で月30GBまで利用でき、テザリングも追加料金なしで可能です。もっと使いたい場合でも、月額1,980円の「大盛りオプション」を追加することで、月110GBまで利用できて、合計でも月額4,950円に収まります。
また、auの「スマホミニプラン+」のような小容量プランも割高です。たとえば、1GBまでしか使えないプランでも月額4,928円、3GBまでで6,578円、5GBになると8,228円と、少ないデータ容量に対して高額な料金がかかります。その点、ahamoは月額2,970円で30GBも使えるため、容量の多さとコストパフォーマンスの面で圧倒的に優れています。
auのどのプランを選んでいたとしても、ahamoに乗り換えるだけで毎月の通信費を大きく削減できます。プランはシンプルでわかりやすく、必要なデータ容量もしっかり確保できるため、コストを見直したい人にはahamoがおすすめです。
速度制限後も最大1Mbpsでデータ通信できる
auでは速度制限がかかると、最大128kbpsまで大幅に速度が低下しますが、ahamoでは30GBまたは110GBの上限を超えても最大1Mbpsで通信を継続できます。
最大1Mbpsの速度があれば、画質を下げればYouTubeの視聴も可能で、InstagramやX(旧Twitter)、LINEのやり取りなど、日常的な使い方で大きな支障は出にくいでしょう。
また、通信速度制限を解除して通常速度に戻したい場合、auでは1GBあたり1,100円かかるのに対し、ahamoは1GBあたり550円と、半額の料金で追加チャージが可能です。
海外でも30GBまで無料でデータ通信できる
ahamoは、追加の申し込みや手続きなしで、海外でもそのままデータ通信が利用できます。対応しているのは91の国と地域で、日本人の渡航先のおよそ98%をカバーしています。海外でも国内と合わせて月30GBまでのデータ通信が無料で利用できるため、旅行や出張でも安心して使えます。
なお、「大盛りオプション」に加入していても、海外で使えるデータ容量の上限は30GBまでとなっており、それを超えると通信速度が制限されます。
一方、auでも2025年6月から「au海外放題」が毎月15日分無料で使えるようになりましたが、この特典を利用するには「auバリューリンクプラン」(月額8,008円)など、月額料金が高めのプランへの加入が必要です。これに対し、ahamoは月額2,970円という手頃な料金で、追加費用なしに30GBまで海外利用が可能です。
国内通話料金は1回5分以内無料、かけ放題オプションもあり

ahamoでは、月額基本料金に1回5分以内の国内通話無料サービスが標準で含まれています。ちょっとした連絡やお店の予約など、短時間の通話であれば追加料金なしで利用できます。
5分を超えた通話については、30秒ごとに22円の通話料が発生します。また、SMS送信や一部他社サービスへの発信には別途料金がかかるため注意が必要です。
auで同様の「5分かけ放題」を利用するには、「通話放題ライト」(月額770円)、「通話放題ライト2」(月額880円)といった有料オプションの契約が必要になります。つまり、ahamoではこれらの有料オプションと同等のサービスを、最初から追加料金なしで使えるという点が大きなメリットです。
もし、5分では足りないという人向けに、月額1,100円でかけ放題オプションも用意されています。このオプションを追加すれば、国内通話が時間無制限でかけ放題となり、家族や友人との長電話にも安心して利用できるでしょう。
auからahamo(アハモ)に乗り換えるデメリット・注意

ahamoに乗り換えることで毎月の料金を大幅に節約できる一方で、いくつか注意しておきたいデメリットも存在します。事前に理解しておくことで、乗り換え後に後悔するリスクを減らせます。
- auとahamo(ドコモ)は通信可能エリアが異なる
- 「家族割」「家族割プラス」や「auスマートバリュー」などのauの割引が利用できなくなる。家族でも電話が有料、au契約回線数の減少により残された家族の料金が増える可能性あり
- auのキャリアメールアドレスが無料で使えなくなる
- auの一部のAndroidスマホはドコモ回線(LTE Band 1/3/19)に対応していない可能性あり
- ahamoにはデータ無制限プラン・データ使い放題プランは無い
- 着信転送(転送電話)サービス・留守番電話サービス・キャッチホンがない。auの「お留守番サービスEX」や「着信転送サービス」と「三者通話サービス」と同様のサービスは一切ない
- ahamoのデータ容量は30GBまたは110GB。プラン・データ容量の選択肢が少ない
- ahamoは余ったデータ容量を翌月に繰越できない。毎月30GBまたは110GBスタート
- ahamoが契約できるのは18歳以上(親権者名義で契約し、18歳未満を利用者登録は可能)
- ahamo契約後の相談は「専用チャット」の利用が必要。ドコモショップやインフォメーションセンターでは受け付けていない。ドコモショップでのサポートを希望する場合は有料の「お手続きサポート」等を利用
ahamoはドコモ回線を使ってサービスを提供。au回線はサービスエリアが微妙に異なる

ahamoは、ドコモが提供する料金プランのひとつであり、通信回線もドコモ回線を利用しています。そのため、これまで利用していたau回線とは、サービスエリアや電波状況が微妙に異なる点に注意が必要です。
特に、これまでau回線で電波状況が良好だった場所でも、ドコモ回線に切り替えることで電波が弱くなる、またはつながりにくくなるといったケースが発生する可能性があります。
都市部では大きな違いを感じにくい場合が多いですが、郊外や山間部などではエリアの違いを体感することがあるため、事前にドコモのサービスエリアマップを確認しておくと安心です。
auのようなデータ無制限プランはない。30GBまたは110GBの2択

ahamoにはauのようなデータ無制限プランはありません。
たとえばauでは、「使い放題MAX+」などのプランを選べば、月間のデータ容量を気にせず使い続けることが可能です。動画視聴や大容量のファイル通信など、日常的に大量のデータを使う人にとっては、こうした無制限プランがあることで通信量を気にするストレスなく利用できます。
しかし、ahamoではどれだけ使いたい人でも最大で月110GBまでしか使えず、それ以上は通信速度が最大1Mbpsに制限されます。月110GBという容量は多いようで、テザリングや高画質動画の視聴などを頻繁に行うヘビーユーザーにとっては、意外と物足りないと感じることもあるでしょう。
このように、「とにかくデータをたくさん使いたい」「速度制限なしで使い放題がいい」という人にとっては、ahamoに乗り換えることで無制限プランが使えなくなる点が明確なデメリットになります。
ahamo大盛り (ahamo+大盛りオプション) | ahamo基本 | |
---|---|---|
毎月の利用料金 | 月額4,950円 | 月額2,970円 |
利用可能なデータ容量 | 110GB (30GB+80GB増量) | 30GB |
容量超過時通信速度 | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
当月余ったデータ容量の翌月繰り越しが不可能

ahamoでは、当月に余ったデータ容量を翌月に繰り越すことはできません。毎月利用できるデータ容量はリセットされ、30GB(または110GB)からのスタートとなります。
たとえば、10月に20GBしか使わなかった場合でも、11月に繰り越して40GB利用できるといったことはありません。
常に、毎月新たに30GBまたは110GBが付与される仕組みです。
auでデータ繰り越しができるプラン(例:auフラットプランなど)を利用していた人にとっては、ahamoへの乗り換え後に使い勝手の違いを感じる可能性があります。なお、auではデータ繰り越しができるプランはすべて新規受付終了しています。
auスマートバリューなどの割引が適用されなくなる

auからahamoに乗り換えると、これまで利用できていた「家族割」「家族割プラス」や「auスマートバリュー」といった各種割引が適用されなくなります。
家族割は、家族間の国内通話料やSMS送信料が割引されるサービスですが、ahamoに乗り換えた回線にはこの割引が適用されません。そのため、auに残っている家族からahamoに乗り換えた家族へ通話やSMSを送る場合、これまでより料金がかかることになります。
また、家族割プラスは、同居家族3回線以上で適用される1人あたり最大1,100円/月の割引サービスですが、乗り換えによってau契約回線数が減少すると、割引条件を満たさなくなり、残っている家族の割引も解除される可能性があります。
さらに、auスマートバリューも適用対象外となります。これは、auスマホと対象インターネット回線(auひかりなど)をセットで契約することで最大1,100円/月割引されるサービスですが、ahamoへ移行すると自動的に割引は終了します。
なお、ahamoでは親子割や複数回線割引、インターネット回線とのセット割(ドコモ光セット割、home 5Gセット割)といった仕組みは提供されていません。割引前提でスマホ料金を安くしていた人は注意が必要です。
auのキャリアメールアドレスが無料で使えなくなる
auでは「~~~~@ezweb.ne.jp」や「~~~~@au,com」といったキャリアメールを無料で使えますが、ahamoに乗り換えるとこれらのメールアドレスは無料で利用できなくなります。
もしもauのキャリアメールアドレスを継続して利用したい場合は、月額330円の「auメール持ち運び」に別途申し込む必要があります。申し込みはahamoに乗り換え完了後31日以内、au回線契約に基づき発行されたau IDが必要です。
また、ahamoを契約してもドコモのキャリアメールアドレス(@docomo.ne.jp)は付与されません。有料でも付与されないため、キャリアメールにこだわりたい人にとっては不便さを感じるかもしれません。
auからahamoへ乗り換えを機に、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスの利用をオススメします。キャリアに縛られないので、将来ahamoから別のキャリア・サブブランドに乗り換えたくなったときも、メールアドレスを変えずに使い続けることができます。
未成年名義で契約できない
未成年者名義での契約はできません。契約できるのは18歳以上に年齢制限されています。なお、親権者名義で契約して、18歳未満の子どもを利用者登録することはできます。
ちなみに、親名義でahamoを契約して未成年の子どもを利用者として登録していた回線で、子どもが成人した場合は、利用者の名義(子ども名義)に変更(名義変更)することができます。書類でのやり取りが必要です。
auからahamo(アハモ)に乗り換えでよくある質問
auのスマホはahamoでも使える?
auで購入したスマホでも、ahamoでそのまま利用できる場合があります。ただし、いくつか確認すべきポイントがあるため注意が必要です。
まず、スマホがドコモの通信方式・周波数帯に対応している必要があります。特にドコモが運用する5G周波数(n78、n79など)や4G LTEのバンド(Band 1/3/19)に対応していないと、十分な通信速度が出ない、エリアによっては圏外になる可能性があります。
また、2021年9月30日以前に発売されたauスマホの場合、SIMロックがかかっている機種もあるため、事前にMy auやauショップでSIMロック解除手続きをしておく必要があります(手数料無料)。
なお、iPhoneについては、iPhone 6s以降のモデルであれば、SIMロックを解除すれば基本的に問題なくahamoで利用できます。
乗り換え前には、必ずahamo公式サイトの「対応端末一覧」を確認し、自分のスマホがahamo回線に対応しているかチェックするようにしましょう。
auの電話番号をそのままahamoでも使える?
はい、auで利用していた電話番号は、ahamoに乗り換えた後もそのまま使うことができます。
ahamo申し込み時に「他社から乗り換え(MNP)」を選択しMNP手続きを行えば、現在使っている携帯電話番号を引き継いで利用することが可能です。
なお、MNP手続きには、以下の2通りの方法があります。
- 【MNP予約番号あり】あらかじめauでMNP予約番号を取得して申し込む
- 【MNPワンストップ方式】MNP予約番号の取得を省略して直接申し込む
現在は、MNPワンストップ方式を利用すれば、MNP予約番号の発行手続きなしで乗り換えができるため、よりスムーズに手続きできます。
申し込み方法を問わず、正しくMNP手続きを完了すれば、これまで使っていた電話番号をそのままahamoで引き続き利用できます。
auからahamoに乗り換えるベストのタイミングは?

auからahamoに乗り換えるベストなタイミングは、SIMカードやスマホセット契約の場合は毎月20日~25日頃、eSIMのみ契約の場合は月末日の3日前くらいまでがおすすめです。
乗り換えのタイミングによって支払う料金に注意が必要です。auでは、月の途中で解約しても月額料金は日割りされず、1ヶ月分満額が請求されます。ahamo側では、月途中の契約であれば月額料金が日割り計算されます。
たとえば、1月20日に申し込み、1月26日にahamoが開通した場合、auでは1月分のみ満額請求、ahamoでは1月分が日割り請求されるため、余計な負担はありません。
一方、1月31日に申し込んで2月2日にahamoが開通した場合、auでは1月分と2月分の利用料金が満額請求される上、ahamoでも2月分の料金が発生してしまいます。
無駄な支払いを防ぐためにも、月末ぎりぎりではなく、余裕をもったタイミングで乗り換え手続きを進めるのがおすすめです。
au側で発生する費用・コストは何がある?
- 契約解除料(違約金):無料(2022年3月31日以降無料
- MNP転出手数料:無料(2021年4月1日以降無料)
- 解約月のau利用料金:日割り計算なし、1ヶ月分満額請求される
- SIMロック解除手数料 : 無料(2023年10月1日以降無料)
auから他社への乗り換えに関しては、手数料の無料化が進んでおり、違約金やMNP転出手数料の心配は不要です。
ただし、乗り換えた月のau利用料金については注意が必要です。
月の途中で解約しても、利用月の基本料金は日割り計算されず、1ヶ月分が満額請求されます。また、割引の適用も前月までで終了します。最後の請求が高い理由はこれです。
ahamo側で発生する費用・コストは何がある?
- 契約事務手数料:無料
- 契約初月のahamo利用料金:日割り計算される
節約を重視するなら、月半ば以降に申し込むことで初月の料金を抑えやすくなります。
auで分割払いで購入したスマホの支払いが終わってない状態でahamoに乗り換えできる?
はい、auで購入したスマホの分割払いが終わっていない場合でも、ahamoへの乗り換えは可能です。
乗り換え後も、auで契約していた分割払いの残額は引き続き支払う必要があります。特別な手続きがなければ、従来通りの支払い方法(クレジットカードや口座振替)で、残りの端末代金のみが請求され続けます。
希望すれば、乗り換え時にauで残額を一括精算することも可能です。一括精算を希望しない限り、支払い契約はそのまま継続されます。
例えば、iPhone 13を24回払いで購入していて、18回分の支払いが完了している場合、ahamoへの乗り換え後も残り6回分の支払いが続くことになります。
なお、ahamoへ乗り換えたからといって、分割払いの残債が免除されたり消滅することはありませんので注意してください。
auのキャリアメールアドレスを使い続けたいんだけど?
auからahamoに乗り換えると、これまで使っていたauのキャリアメールアドレス(@ezweb.ne.jp、@au.com)は無料では利用できなくなります。
ahamo契約後もauキャリアメールアドレスを使いたい場合は、ahamoへの乗り換え完了後に「auメール持ち運びサービス(有料)」へ申し込む必要があります。年間で約3,960円かかるため、維持コストを考慮したうえで申し込みを検討しましょう。コストをかけずに乗り換えたい場合は、あらかじめ代替のメールアドレスを準備しておくと安心です。
コメント