ahamo(アハモ)は中国でも追加料金なしで使えます。海外ローミングが20GBまで無料です。
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- 【エントリー期間】2022年5月13日~終了日未定で実施中
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ahamo(アハモ)を中国で使うときの基礎知識
ahamoは中国でも使えます
ahamoは追加料金不要で、海外91の国・地域でデータ通信が利用できます。日本人の渡航先約98%のエリアをカバーしています。
中国も対応エリアに含まれています。
ahamoが中国で利用できると何が嬉しいの?どういうメリットがある?
- 追加料金なしで、日本国内・中国あわせて20GBまで使える
- 中国でも日本にいる時と同じようにデータ通信できる
- 現地で販売されているプリペイドSIMカード(旅行者向けSIMカード)を購入しなくて済み、SIMカードの入れ替え不要、SIMカード紛失のリスクが無くなる
- レンタルのポケットWi-Fiが不要になり、旅行が身軽になる
- 携帯電話番号が変わらないので、中国にいるときに日本からの通話やショートメッセージも受け取れる
事前準備不要、申込不要で日本にいるときと同じように中国で使える
中国でahamoのSIMを利用する際に、事前の申し込みや手続きは不要です。「データローミング」をオンにすれば中国でも使えます。中国だけでなく91の国・地域で使えます。日本人の渡航先約98%のエリアをカバーしています。
日本にいるときに、「利用日は◯月◯日から◯月◯日まで、地域は中国で・・・・・」のような利用予約、中国についたらアプリから課金する、などの手続きは一切不要です。
中国の空港に着陸して「電波を発信する機器をご利用いただけます」アナウンスが流れた後、機内モードをオフにすれば、日本にいるときと同じようにデータ通信できます。
中国でも月20GBまでは速度制限なく利用可能だが、月20GBは日本と中国で共通利用
中国でahamoのSIMを利用してデータ通信を利用する場合は、データ容量20GBまでは速度制限なく利用できます。
なお、「20GB」は日本国内と中国で共通利用となります。たとえば日本国内で10GB利用した状態で中国に行った場合、中国で利用できるのは10GBになります。
20GBを超過した場合、通信速度は送受信最大1Mbpsに制限されます。国内同様に月間データ容量の追加購入で速度制限は解除されます。
ただし、中国でのデータ通信利用月に大盛りオプションに加入している場合、当月末まで解除されないのでご注意ください。
テザリングは20GBまで利用可能。大盛りオプション契約時でも20GBまで
テザリングは中国でも20GBまで利用可能ですが、大盛りオプション契約時でも20GBまでしか利用できません。
ローミング先は中国3大国有通信キャリア。ドコモのWEBサイトで公表されています
【海外利用】国際ローミングの対応エリアと利用料金 | NTTドコモでローミング先が確認できます。
たとえば渡航先を中国に、機種をiPhone 15 Proに設定すると以下の対応ネットワークが表示されます。これが中国でのローミング先になります。(2024年8月10日時点)
事業者名 | 対応ネットワーク | ||||
---|---|---|---|---|---|
5G | LTE | 3G | 3G 850 | GSM | |
UNICOM (中国聯合) (China Unicom) | - | ○ | ○ | - | ○ |
CMCC (中国移動) (China Mobile) | - | ○ | - | - | ○ |
CT (China Telecom) (中国電信) | - | ○ | - | - | - |
中国でのローミング先は、中国の3大国有通信キャリアの中国聯合、中国移動、中国電信の3社になります。この3社に対応していれば中国で電波に困ることはまず無いでしょう。
ahamoはドコモの料金プランの1つなので、ahamoで海外ローミングを使用して中国で4Gデータ通信するときもこの3社のいずれかで通信することになります。
5Gが非対応ということになっていますが、実際は5Gデータ通信できることが多いです。ahamoは中国移動に繋がるようです。
VoLTE国際ローミングは、中国聯合通信または中国移動通信が利用できます。
自動で繋がったローミング先を使えばOK。ローミング先を手動切替しても追加料金は発生しない
ahamoを中国で使うときのデータローミング先は、中国の3大国有通信キャリアの中国聯合、中国移動、中国電信です。
いちいちLTE Bandとか電波とかを考えるのが面倒くさくて仕方ない場合は、基本的に自動で繋がったところを使えばいいんです。
ローミング先を手動で変更しても追加料金が請求されることはありません。たとえば、中国聯合の電波が悪いときに手動でローミング先を中国電信に変更しても追加料金はかかりません。
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【上級者向け】中国聯合・中国移動・中国電信の(4G)周波数帯まとめ【見なくてOK】
中国聯合(UNICOM=China Unicom)
中国聯合(China Unicom)は以下のLTE周波数帯を使用してサービスを提供しています。
- LTE Band 1
- LTE Band 3
- LTE Band 8
- LTE Band 40
- LTE Band 41
中国移動(CMCC=China Mobile Communications Corporation)
中国移動(China Mobile)は以下のLTE周波数帯を使用してサービスを提供しています。
- LTE Band 3
- LTE Band 8
- LTE Band 34
- LTE Band 39
- LTE Band 40
- LTE Band 41
中国電信(CT=China Telecom)
中国電信は以下のLTE周波数帯を使用してサービスを提供しています。
- LTE Band 1
- LTE Band 3
- LTE Band 5
- LTE Band 40
- LTE Band 41
中国の研究機関の統計分析を見るとLTE Band 1/3/41によく言及している
中国政府の情報通信分野の主管庁工業情報化部の直属組織である中国情報通信研究院が公表している「国内携帯電話の製品特性と技術力に関するモニタリングレポート」というレポートがあります。
中国情報通信研究院は中国における通信政策や標準化戦略について最も影響力の高い研究機関です。中国政府から委託された専門機関であり、産業界におけるイノベーションと開発を支えています。
レポート内容をかんたんにいうと、中国で発売される製品(申請された製品数、その製品のOS、対応5G周波数帯、対応4G周波数帯、VoLTEが云々)の傾向が記載されています。
このレポート内で「4G携帯電話の周波数帯域特性」という項目があり、LTE Band 1/3/41が過去何回もレポート内で触れられています。また、棒グラフにはLTE Band 1/3/38/39/40/41が記載されています。
ということは、主に中国ではLTE Band 1/3/38/39/40/41が使われていて、特にLTE Band 1/3/41を重要視していると判断していいもでしょう。
2024年から7年遡って2017年第三期のレポート内でもLTE Band 1/3/41に触れていて、棒グラフにもLTE Band 1/3/38/39/40/41が記載されていました。
気になる人は「手机产品通信特性与技术能力监测报告」と年数で調べてください。
- 2017年第三期のレポート http://www.caict.ac.cn/sytj/201710/P020180530542496915622.pdf
- 2021年第三期のレポート http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202111/P020211109626416575383.pdf
- 2022年第二期のレポート http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202209/P020220916496444887685.pdf
- 2022年第三期のレポート http://www.caict.ac.cn/kxyj/qwfb/qwsj/202212/P020221228385149218328.pdf
- 2023年第一期のレポート 中国信通院:2023年第一期国内手机产品通信特性与技术能力监测报告 | 前途科技
iPhoneは3社のほぼすべての周波数帯が対応しているので大丈夫
iPhoneは、LTE Band 1/3/5/8/34/39/40/41のほぼ全ての周波数帯に対応しているので、中国で使っても大丈夫です。ご安心ください。
iPhone 6sなどの古い機種はLTE Band 34に対応していませんが、別に対応していなくても問題なさそうです。
たとえば以下はiPhone 15 Proの対応周波数帯ですが、LTE Band 1/3/5/8/34/39/40/41にすべて対応しています。
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)
TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48、53)
たとえば以下はiPhone 6sの対応周波数帯ですが、LTE Band 1/3/5/8/39/40/41に対応しています。LTE Band 34は対応していません。
LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、12、13、17、18、19、20、25、26、27、28、29)
TD-LTE(バンド38、39、40、41)
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Androidスマホは機種次第だが、だいたいの周波数帯は対応している
Androidスマホは、LTE Band 1/3/5/8/34/39/40/41に対応しているかどうかは機種次第です。Google Pixelシリーズであればほぼ対応しています。
LTE Band 1/3/8は日本でも使われている周波数帯のため、SIMフリー版Androidスマホは対応している可能性が非常に高いです。
中国での使用を意識しているのかしていないかはわかりませんが、LTE Band 41も対応している機種も多いです。
ここでは一例として、Google Pixel 8a, AQUOS sense8, moto g64 5G, Xiaomi Redmi 12 5Gの対応周波数帯をチェックしてみます。
【例1】Google Pixel 8aの日本向けモデル(G676D)
Google Pixel 8aは、LTE Band 1/3/5/8/39/40/41に対応しています。LTE Band 34非対応です。
日本のみ
[5G Sub 6 GHz JP]17モデル G576D
- GSM / EDGE: クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
- UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- LTE: 対応バンド B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66
- 5G Sub-617: 対応バンド n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 28 / 38 / 40 / 41 / 66 / 77 / 78 / 79
- eSIM
- FeliCa
【例2】AQUOS sense8
AQUOS sense8は、LTE Band 1/3/5/8/41に対応しています。LTE Band 34/40に対応していません。
4G LTE(FDD-LTE)*6B1 / B2 / B3 / B5 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B21 / B28
4G LTE(TD-LTE)*6B38 / B41 / B42
【例3】moto g64 5G
moto g64 5Gは、LTE Band 1/3/5/8/41に対応しています。LTE Band 34/40に対応していません。
4G: LTE B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42
【例4】Xiaomi Redmi 12 5G
Xiaomi Redmi 12 5Gは、LTE Band 1/3/5/8/39.40/41にすべて対応しています。
4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28
4G:LTE TDD:38/39/40/41/42
ahamo(アハモ)中国で使うときの設定方法
中国で利用するときは「データローミング」をオンにすること
中国の空港に到着したら、AndroidスマホやiPhoneで、「データローミング」をオンにしてください。
iPhoneの設定方法
iPhoneの場合は、「設定」 ⇒ 「モバイル通信」 ⇒ 「通信のオプション」 ⇒ 「データローミング」からオンにしてください。
Androidスマホの設定方法
Androidスマホの場合は、「設定」 ⇒ 「ネットワークとインターネット」 ⇒ 「モバイルネットワーク」 ⇒ 「データローミング」からオンにしてください。
データローミングって何?
データローミングを簡単に言うと、ahamoのSIMカードを入れたスマホで、中国の携帯電話会社の回線を使ってデータ通信を行うための機能のことです。
たとえば中国に旅行に行ったときは、ahamoのSIMカードのまま中国のキャリア回線が利用できます。
モバイルデータ通信がオン データローミングがオン | モバイルデータ通信がオン データローミングがオフ | |
電話 | 利用可能 | 利用可能 |
SMS | 利用可能 | 利用可能 |
インターネット | 利用可能 | 利用不可 |
地図 | 利用可能 | 利用不可 |
メール | 利用可能 | 利用不可 |
LINEなどのSMS | 利用可能 | 利用不可 |
ローミング先の手動切替方法
iPhoneの場合は、「設定」→「モバイル通信」→「ネットワーク選択」をタップし、「自動」をオフにして利用したい携帯電話会社を手動で選択してください。
Androidスマホの場合は、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「ネットワークを自動的に選択」をオフにして利用したい携帯電話会社を手動で選択してください。
SIMロック解除手続きは不要だが、不安なら手続きを
ahamoで海外ローミングを使用するときにSIMロック解除手続きは不要ですが、どうしても不安なら中国に行く前にSIMロック解除手続きを実施しておくことをオススメします。
なお、旅行者向けプリペイドSIMを使用する場合はスマホのSIMロック解除手続きが必要です。
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ahamoを中国で利用するときの注意点など解説
15日間以上経過すると通信速度が最大128kbpsになる
ahamoは、海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、通信速度が送受信最大128kbpsに制限されます。
あなたが15日間の滞在中にahamoを10GBしか利用していなくても、15日間経過すると最大128kbpsに速度制限されます。
この速度制限は、日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されません。中国滞在時にahamoで550円支払ってデータチャージ/利用可能データ量を追加購入しても解除されません。
月をまたいでも15日以内ならセーフです。
5分無料・かけ放題は対象外
海外でahamoを利用しているときは、かけ放題オプション、5分以内の国内通話無料は適用されないので注意してください。
- 海外では「かけ放題オプション」「5分以内の国内通話無料」は適用になりません。
中国で20GB使い切った。通常速度に戻すならどうすればいい?
ahamoサイトの「データをチャージ」から、1GBあたり550円(税込)で利用可能データ量の追加ができます。
購入すると通常速度に戻ります。
大盛りオプション契約中の人が中国に行って合計20GB使って帰ってきたらどうなる?
- 大盛りオプションに加入していて、月110GBまで使える
- 1月5日までに日本で3GB使った
- 1月5日に中国に行って、1月10日に日本に帰ってきた。中国滞在中は合計で17GB使った
- 1月11日から1月31日までは何GB使える?
この場合は、1月10日まで合計20GB使っていることになり、1月は残り80GB使えます。ご安心ください。
中国での電話とSMSの月間利用料が5万を超えると、当月末まで海外データ通信の利用が停止
海外での電話とSMSの月間利用額が5万円(利用停止目安額)を超過した場合、当月末まで海外データ通信の利用も停止します。利用可能データ量を追加しても解除はできません。
いわゆる「パケ死」は無いので大丈夫
ahamoのSIMカードやeSIMを入れたスマホで中国旅行中にデータ通信しても、いわゆる「パケ死」=高額料金が請求されてしまうことはありません。
中国で海外ローミングを利用しているときに20GB超過したら通信速度が最大1Mbpsに制限されるだけ、中国で15日以上使うと通信速度が最大128kbpsに制限されるだけです。
通信速度が低速になって不便なだけです。大丈夫です。ご安心ください。
SMSの受信は無料、送信は1通100円
ahamoのSIMを中国で利用しているときは、SMSの受信は無料、SMS送信は1通100円かかります。
アプリのなかにはSMSでワンタイムパスワードが送られてくるものがありますが、SMS受信無料なので中国でそういう場面に遭遇しても安心です。
SMS送信料については、中国旅行でわざわざSMSを送ることは無いと思うので気にしなくていいでしょう。
国際電話も使えます。国際電話は「着信側」にも着信料が発生するので注意
ahamoはデータローミングサービスだけだと思っている人もいるかと思いますが、ahamoは国際電話が利用できます。
あなたが中国滞在中に日本にいる家族・友人・取引先の人間の電話に出てしまうと、着信側(あなた)にも着信料が発生します。
発信する場合(円/分) | 着信する場合 (円/分) | |||
---|---|---|---|---|
滞在国内 | 日本向け | その他の 国向け | ||
音声通話 | 75円 | 175円 | 265円 | 145円 |
中国)国内に電話を発信する場合は1分あたり75円、中国から日本に電話を発信する場合は1分あたり175円、それ以外の国に電話を発信する場合は1分あたり265円かかります。
中国国内にいるときに電話を着信した場合は、あなたも1分あたり145円の支払いが必要です。
VoLTE国際ローミングは、中国聯合通信または中国移動通信が利用できます。
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